不妊症治療

不妊というと、とかく女性側に原因があると思われがちですが、そうとは限りません。3.4割くらいは、男性にも原因があるといわれており、夫婦それぞれに不妊の原因が隠れていることも珍しくないのです。ですから、不妊症の検査は夫婦で行い、原因と治療法を調べることが必要です。とはいえ、男性は比較的デリケートなので、治療を受けることを恥ずかしがる傾向があります。しかし妊娠は、、夫の協力なくしては実現しませんし、授かる赤ちゃんは夫婦二人の子供です。その自覚を持って、男性にも治療に対して積極的になってほしいと思っています。

診察をするときは、婦人科ならどこでもいいというところではありません。できれば不妊外来を設けている病院を探し、不妊症の専門医にかかるようにしましょう。不妊症は原因が複雑で、治療法も様々なので、より専門的な知識を必要とするためです。あちこち病院を渡り歩くよりも、早めに自分にあった病院を探しましょう。また、医師との信頼関係を築いて、できるだけ一つの病院で継続した治療をしてください。もし転院すると、最初から検査をやり直す場合もあり、時間と費用が無駄になってしまいます。

初めて受診時に用意しておきたいのは基本体温表です。できれば、1.2ヶ月記録したものを持参すると、卵巣の機能や排卵の様子がわかり、よりスムーズに診察を受けられるでしょう。

男性が受けるおもな検査:

精液検査:マスターベーションで精液を採取したあと、精子の数、運動の状態、その形などを、顕微鏡を使って詳しく調べます。ホルモン検査:採血によって、卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンなどの排卵に必要なホルモンや卵胞ホルモン、黄体ホルモン、男性ホルモンや乳汁分泌ホルモンなどが、正常に分泌されているかを調べる検査。これらが分泌されていなかったり、分泌量や時期が適当でないときは、月経や排卵リズムの乱れ、子宮や卵巣の機能が悪いなどの排卵障害につながることがあります。